タンクの比較記事が人気だったので。
この記事の目的
主にこれからヒラを触る人等がどのジョブから始めようかという足掛かりになればいいなって程度の紹介記事。
基本的にこのゲームは何でもできる万能ジョブは存在しません。万能まがいなことができる赤魔導士とかいるけど
どのジョブも「IDは強い」とか「レイドはちょっとこのスキルが腐っちゃう」とかあるはず。そこでこの記事はヒーラー4ジョブの性能・適性を比較していきます。
個人の見解なので皆さんと意見が違っても許して。
白魔道士

各種適正 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
高難易度適性 | △ | ベネディクションが強い |
ヒール能力 | 〇 | |
軽減能力 | × | ヒラの中で最低 |
ID適性 | 〇 | |
操作難易度 | 最易 | ヒラの中で最もシンプル |
白魔道士は非常にシンプルなピュアヒーラーでただひたすらに強くHPを戻す。
各スキルの効果がシンプルでわかりやすく、組み合わせて使うのも簡単で、攻撃を受けた後にHPを戻すのが仕事なのである程度初見のギミックや攻撃でも後出しでヒールを行えばいいので対応可能。
特に白の特長としてベネディクションがあり、単体のHPを瞬時に満タンに戻すという汎用性が非常に高く使いやすいスキル。タンクの戻しだったりDPSがAoEを踏んでしまった時の緊急のケア、蘇生直後のHP戻し等様々な用途がある。少し前まで暗黒の無敵であるリビングデッドのHPを戻すのに大いに役立っていたが今ではリビングデッドに自己回復効果が付いたので以前ほどベネディクションに依存する割合は減ったと言える。
他にも単体回復はいくつかあり、合計で1500も回復するリジェネやバリアのみを単体に投げるディヴァインベニゾン
、単体軽減であるアクアヴェール
等、シンプルかつ優秀なスキルが揃っている。
白はどちらかと言うと範囲回復の方が優秀でアサイラムが特に優秀なスキル。ヒールエリア生成スキルと聞くとあまり使えなさそうなイメージがあるかもしれないがヒールエリアがかなり広く、合計回復量はメディカラ1発に匹敵する回復量を誇る。またアサイラムの中にいる人のHP回復効果を上げる効果もあるのでカタログスペック以上の性能を持つ技。
ハート・オブ・ラプチャーがかなり便利な範囲回復で、回復量は実はメディカ1発分と変わらないのだが、無詠唱かつMP消費無しで20秒に1回撃てる回数が増える白魔道士メインの範囲回復。インドゥルゲンティア
を使えば回復量を底上げできるので対応範囲も広い。ラプチャーが使えないレベルまでレベルシンクすると範囲回復のやり方が分からなくなるくらい依存度が高い。
アサイズも高性能な技で攻撃と回復を兼ね備えておりMPまで回復する。HP回復量もラプチャーと同等なので侮れない。
MPの消費量は多いがメディカラが雑に強く、困ったらメディカラを撃っていたら何とかなる場面が散見される。最終的にはメディカラばかりに頼らないで立ち回れると良い。
総じてヒールの手段が豊富で緊急事態にも白はかなり対応しやすいがその反面HP回復量はそこまで多くなく、同じピュアの占星術師よりはHPを戻す能力が低い。また軽減技はテンパランスしかなく、手札不足感が否めない。その為高難易度コンテンツの適性はそこまで高くない。また自由にあまり動けないのも欠点か。無詠唱魔法がリジェネやリリー消費技しかなく、移動に迅速魔を使うことも多い。
白魔道士の使い方はこちら
占星術師

各種適正 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
高難易度適性 | 最高 | 全てを持っておりすべてが強い |
ヒール能力 | ◎ | |
軽減能力 | 〇 | |
ID適性 | 〇 | |
操作難易度 | 最難 | ヒラの中で最も難しい |
占星術師は強力なシナジー技を持ち火力面の貢献もできるヒーラーで、それどころか軽減も強くHPの戻し能力も高く軽減も強い全てが強いヒーラー。しかしカード周りの操作がとても難しくFF14で最も難しいジョブと言ったら大抵の人は黒魔道士か占星術師と答えるだろう。
カードについてだが近接ジョブ用の3種類のカードと遠隔ジョブ用の3種類のカード計6種類を見極め、適切なジョブに配らないといけない。この操作と判断をヒールや軽減をしながら行わないといけない為かなり忙しい部類。PADだと事前にPTメンバーのターゲットマクロを複数用意しなければならない。
カードとは別に全体バフシナジーのディヴィネーションがありカードを適切に配ることが出来ればかなりの火力貢献に繋がる。
占星術師は単体回復がかなり優秀で白のリジェネと同じ回復量のアスペクト・ベネフィクや単体への10%軽減を付与しつつ、効果時間が終わったら回復が発生する
エクザルテーションも優秀だが、ディグニティ
と星天交差
が特に優秀だと個人的に思っている。
ディグニティは対象のHPで回復量が変わる変則的なスキルだが、最大回復量が900もありアビリティなので緊急ヒールにも使えて2スタックできるかなりおかしい性能をした技。
星天交差も200回復+400バリアを単体に付与し、こいつも2スタック可能。とりあえずタンクに投げておけば仕事をしてくれる優秀なスキル。
カードを投げながらタンクにもこれらの単体回復を投げるのは中々大変だが、出来た場合かなりヒールが楽になる。
実は範囲回復も優秀。アビリティ版メディカラのような性能の星天対抗に回復力を底上げするホロスコープ
、一気に700もの回復量を叩き込むアーサリースター
など様々なちょっと癖のあるスキルが多いが、特に強いのがニュートラルセクト
で20秒間回復魔法の効果を20%増加させアスベネとアスヘリにバリア効果が追加される占星術師の最強技。なんていうか雑に強い。しかもこんなにも強い技が120秒に1回使えてしまう。正直リキャストが180秒だったとしても強い技。バンバン使っていこう。
マクロコスモスも少し使いどころが限られるが強い技。使用後最大15秒間の間に受けたダメージの50%+200回復をするカウンターヒール用スキル。使い方によってはHP満タンまで戻せる。辺獄零式3層では多大な活躍を見せた。
軽減は運命の輪しか持っていないが、リキャストが60秒なので白のテンパランスの倍使えることになる。運命の輪は基本的に一瞬だけ展開して使うのが基本となるが、その際軽減効果は約3秒のみ。Hot効果はそのまま残る。テンパランスは20秒間軽減効果があるのに弱いの?と思うかもしれないが、攻撃を受ける瞬間だけ軽減できれば良い上に60秒に1回使うことができるというのがとても大事なのである。
占星術師の使い方はこちら
学者

各種適正 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
高難易度適性 | 最高 | 高難易度になればなるほど輝く |
ヒール能力 | △ | |
軽減能力 | 最高 | 全ジョブ中トップの性能 |
ID適性 | 〇 | 疾風怒濤を撃つのが仕事 |
操作難易度 | △ |
学者は激厚バリアと激厚軽減を貼ることでPT全体の防御面を安定させるバリアヒーラー。挑戦するコンテンツが高難易度になればなるほど価値が上がっていくジョブ。操作が少し難しい部類であり、バリアヒーラーというロールがそもそも様々なスキルを組み合わせて撃つのが前提なジョブなのでジョブ理解が浅いと性能を十分に引き出せない。また妖精(ペット)の操作も必要な為ある程度の慣れが必要。
素のヒール性能は高い方ではない、どころかヒーラー4ジョブの中では恐らく最低の回復力。特に範囲ヒールがかなり弱い部類。なんなら戦士のシェイクオフの方が回復するかも。なので緊急時の瞬間的なヒール等は不得手なので期待しないように。ピュアヒーラーに戻しは任せよう。
単体回復は深謀遠慮の策を主に使用。HPが50%を下回るか45秒経過したら800回復が自動発動するというかなり便利なスキル。主にタンクに投げる。基本的に使い得なスキルで、リキャストも45秒なので不発に終わってもまたすぐ深謀を投げることができる。
他にはエーテルパクトも強力で専用ゲージのフェイエーテルを10ずつ消費するがフェイエーテルがある限りずっと指定した相手を回復し続けることが出来るHotスキル。暁月になった際、攻撃魔法の詠唱時間が短縮されエーテルパクトを繋ぎやすくなった為かなり使いやすいスキルとなった。
範囲回復は不撓不屈の策や士気高揚の策
、妖精スキルの光の囁き
やフェイブレッシング
等があるがどれもいまいち力不足。妖精スキルは妖精を事前に動かしておくことで学者本人が届かないような場所のヒールも可能。
コンソレイションはかなり強力で120秒に2回アビリティ版士気高揚の策のようなものが撃てる。
学者のスキルで秘策というものがあり、鼓舞激励/士気高揚/深謀遠慮/不撓不屈のいずれかに充てることができ、確定でクリティカルを発生させMPorエーテルフローを消費せず実行するという技。時と場合によってどの技に秘策を充てるかは変わってくるのだが、秘策と展開戦術
が同じリキャスト時間なので秘策>鼓舞激励の策>展開戦術という流れが90秒に1回可能になり、これがかなり強い。安定して厚いバリアを貼ることができ、下手な軽減スキルよりも攻撃を吸ってくれるので有用。
軽減は全てのジョブの中で最高性能を誇る。
野戦治療の陣がこのゲーム最高の軽減で、30秒に1回15秒間10%軽減を行いつつ、計600Hotの効果もある。やろうと思えばほぼ全ての全体技に陣を合わせることが可能。白がとりあえずメディカラを撒くように学者もとりあえず陣を置いておけば最低限の仕事は可能。
疾風怒濤の計も強力で、20秒間もの間軽減を付与しながら10秒間スプリント効果をばら撒くという唯一無二の効果を持っている。このスキルの高難易度コンテンツとの噛み合い方が凄まじい。強すぎてVer7.0で削除されるんじゃないかなと個人的に思ってるレベルの強スキル。
地味ながら3つ目の軽減も所持しており、フェイイルミネーションという軽減がある。被魔法ダメージを20秒間5%軽減するという浅く広くといった効果に加え回復魔法の回復量を10%上げる効果を持つ。たった5%されど5%なので大事に使うべき軽減。20秒持続する軽減というのはあまりない為、2発以上の攻撃を受ける際等にも役立つ。
学者の使い方はこちら
賢者

各種適正 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
高難易度適性 | 〇 | |
ヒール能力 | 〇 | ピュア並みに戻しが強い |
軽減能力 | ◎ | 学者に次ぐ軽減能力 |
ID適性 | 〇 | |
操作難易度 | 〇 |
賢者は少しピュア寄りのバリアヒーラー。自分で軽減を貼って自分で強く戻すといった感じ。またシナジー技を持たないので本体火力が高め。割と何でもできる部類だが少し器用貧乏気味で緊急時に出来ることが少なめ。
賢者の特色としてカルディアがあり、踊り子のクローズドポジションのヒールバージョンといった所。これにより指定した相手に継続的に微弱ではあるがヒールを送り続けられる。
なので攻撃しながら常に単体回復を飛ばすことができる攻防一体な技。しかし、カルディアがある為か単体回復の手札が少し少なめでタウロコレやドルオコレ
、ハイマ
位しかない。
タウロコレは700回復しながら単体10%軽減するという便利な技。タンク強攻撃の前等に投げておくと良いだろう。ドルオコレはタウロコレがリキャスト中の際に使う単体回復。ハイマは5回までバリアが復活し、バリアとして使われなくても回復として還元されるスキル。
範囲回復はかなり多彩かつ強力で、ピュシス+αで大抵HPが戻る。
ピュシス自体が計650Hotとかなり回復する上にHP回復効果が10%UPするのでイックソコレと組み合わせれば650+440=990回復となり大抵のダメージは戻ってしまう。
パンハイマもかなり優秀なスキルで先程のハイマの範囲Ver。現実的な範囲で2回バリアを貼り直したとして400バリア+400回復となる。無理にバリアを貼り直す効果を活かそうとせず1~2回バリアを張り直せたら上々と思う程度で良いだろう。
賢者の戻しとしたらプネウマで一挙に600回復する。ゾーエ
と合わせたら900も回復してしまう。すぐに戻す必要がある場合はピュシスよりもこちらが良いだろう。
軽減もほぼ学者に次ぐ性能を兼ね備えている。
ケーラコレは学者の陣とほぼ同スペックをしているがこちらは設置技ではないので一長一短。陣の方が強い場面もあればケーラコレの方が有用な場面もある。賢者もとりあえずケーラコレを撒いておけばなんとかなる。
もう一つ軽減を持っており、ホーリズムという技で300回復しつつ300バリアを貼りながら10%軽減を20秒付与する技。シチュエーションを選ばないシンプルで使いやすい効果。ちなみにバリアと軽減を同時に範囲でばら撒く技はホーリズムのみ。単体ならいくつかあるが。
総じて学者には多少劣る場面はあるが使いやすいシンプルなスキル構成と言える。
賢者の使い方はこちら
まとめ
シンプルで使いやすいジョブは白魔道士と賢者。多少操作難易度は高いが高難易度向けで強いのは占星術師と学者。零式くらいなら何を出してもそこまで変わらないのでやはり好きなジョブを使うのが一番である。
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